作成した小説を保管・公開しているブログです。
現在は連作短編が二篇の他,短編小説,エッセイの類を掲載しています。
連作小説の更新ペースは随時。二か月に三回を最低ラインとして目指しています。
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不思議の国7
2016.03.05 Saturday
不思議の国はここで完結です。
文字数調整しながらごりごり押し込んでいったのですが、
実は原稿段階では場面5までしかなかったんです。
5を全部突っ込めるぎりぎりの文字数で調整した結果がここ!
(以下、本編です。字数オーバーになるため、冒頭無駄話は割愛)
ーーーーーーーーー
5
その硝子細工は、人間の形をしていたという。バレリーナが片足を上げていて、表題は踊り子の刻。表面は非常にきれいに磨かれている。それでも、ひびのようなものが目立ち、壊れやすいのでご注意くださいという記載がそのひびを生々しく感じさせたという。
ところが、近づいてみるとこの硝子、ひびなど一つもない、とてもきれいな表面だった。ひびのように見えるのは、硝子の中に何層もの硝子の層があるからだ。表面の硝子と中の硝子が別の形状で作られているため、ひびが入っているようにみえるというからくりだ。
もっとも踊り子の像のように、何重にも薄い硝子の層を積み重ねる技術があるかといわれると疑問ではあるが。
文字数調整しながらごりごり押し込んでいったのですが、
実は原稿段階では場面5までしかなかったんです。
5を全部突っ込めるぎりぎりの文字数で調整した結果がここ!
(以下、本編です。字数オーバーになるため、冒頭無駄話は割愛)
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5
その硝子細工は、人間の形をしていたという。バレリーナが片足を上げていて、表題は踊り子の刻。表面は非常にきれいに磨かれている。それでも、ひびのようなものが目立ち、壊れやすいのでご注意くださいという記載がそのひびを生々しく感じさせたという。
ところが、近づいてみるとこの硝子、ひびなど一つもない、とてもきれいな表面だった。ひびのように見えるのは、硝子の中に何層もの硝子の層があるからだ。表面の硝子と中の硝子が別の形状で作られているため、ひびが入っているようにみえるというからくりだ。
もっとも踊り子の像のように、何重にも薄い硝子の層を積み重ねる技術があるかといわれると疑問ではあるが。
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